自然消滅はやさしい別れ方なんかじゃない

最近交際相手にきちんと別れを告げずに、自然消滅を狙う男性が増えてきてるんだとか。
確かに自然消滅は、お互いに罵り合ったり、納得できない相手に泣かれたり縋られたりしなくていいかもしれません。
お互いが傷付かずにさよならできる大人の別れ方だと思っている人もいるかもしれませんね。

「飽きた。」「嫌いになった。」「わかり合えない。」

別れる理由は色々あるでしょう。

「じゃあ少しずつ距離を置いていけば、相手が察してくれるかも!」

そう思うかもしれません。

でも考えてみてください。
自分が彼から急に素っ気なくされたり、距離を置かれたらどんな気持ちになるだろうって。
子どもから大人になるにつれ「察する」という能力を身につけていって、その察する能力が低いと職場でも学校でも「あいつKYだよね。」と言われます。
ではデートの回数や彼からの連絡が減ってきた時点で「察する」ことが必要なのでしょうか?

答えは「NO」です。

自然消滅よりさらにひどい音信不通

自然消滅だったら徐々にデートや連絡が減ってくるので、「もしかしたら別れることになるのかも。」と覚悟ができているかもしれません。
しかしひどい男性はある日突然音信不通ということをやります。
すると彼女側としては心の準備ができておらず、彼からの連絡を待っていいのか、捨てられたと察するべきなのか迷ってしまいます。
「何か怒らせるようなことをしてしまったのだろうか。」
「あの時ああしていれば良かったのだろうか。」
と答えが出ない疑問を延々と考え、心身共に参ってしまうでしょう。

もし今彼に音信不通にされている女性がいたら、彼を待つ期限を自分自身で決めてみて欲しいです。
「○月○日まで待って連絡が来なかったら忘れる。」
そう決めると、その日が過ぎれば「延々と待つ」という地獄のような時間から抜け出せることが出来るでしょう。

自然消滅も音信不通も最低だ

これだけは言っておきたいのですが、自然消滅を狙う男も、突然音信不通になる男も本当に最低です。
例え彼女のことが嫌いになったとしても、1度は好きになって付き合った女性に別れの言葉の1つも言えない男は人としてどうかと思います。
彼は自分が悪者になったり、責められたりするのが嫌だから逃げているだけ。
そして大抵、他に気になる女性がいたり、新しい恋が始まっていたりするのです。

そんな誠意のカケラもない男、要りますか?

人として向き合えないような男は忘れてしまおう

大好きだった彼や楽しかった日々をすぐに忘れてしまうことができたら、誰も失恋で苦しんだりしないでしょう。
なので無理に忘れてしまうことはありません。
ゆっくりでいいので、自分の傷付いた心と少しずつ向き合っていきましょう。
辛い気持ちや悲しい気持ちから目を背けてはいけません。
彼への想いを心の中に残してしまわないよう、思いっきり泣いて、うんと落ち込んでください。
もがくこともあがくことも彼を忘れるために大切なこと。
そして彼を忘れることができたらこう思いましょう。

「あんな卑怯な男、私の人生からいなくなってくれてラッキー。」って。